ウーマン

自分で考えて抜け出す

医者

会話をして整理する

うつ病の症状は人によってさまざまな状態にあり、定型的な解決法があてはめられるものではありません。しかしその解決方法を患者自身が自力で見つけていくのが困難な場合、カウンセラーの力を借りることになります。臨床心理士などのカウンセラーは患者と対話をすることで回答を導く手助けをしてくれます。患者が回復への糸口を探る過程でマイナス思考に至りすぎないようにセーブしたり、堂々巡りを抜け出すための切り口を与えたりとアプローチはその場に合わせたものを取ってくれます。複数の治療方法が可能でありどれを選択するかは、コミュニケーションを取る中で決まっていきます。うつ病の原因が患者の考え方や性格に起因している場合はそれを切り替えたり同じ思考に陥らないようにしたりすることも治療の一環です。社会的問題や職場環境など外的要因の場合は患者だけをケアしてもまた同じ事象を引き起こしてしまいます。取り巻く関係者の協力を仰ぎ、環境を変えていく動きをするのもカウンセリングの一部ととらえられています。うつ病の治療においてカウンセリングは大きな効果をもたらします。まず患者はゆっくりと自分の話を聞いてもらえたことによりわかってもらえた感覚を持ちます。自分が抱える問題に取り組むにはこの感覚が大きな第一歩となります。人が自分を理解してくれないと逃避している間はどうやっても前には進めません。重ねてカウンセラーに話をしようと客観的に自分を見ることで自ずと解決策も見えてきます。自分の思考パターンや行動パターンにつまずきがあったことや、想定しているよりも事態がひどくないことに気が付くのも自分を客観視できるからです。問題に気が付いたところでどう解決したらいいかわからないことはカウンセラーが助言をしてくれます。それは単なる一般論ではなく患者の状況に基づいたアドバイスになるため的を射たものであり、素直に取り入れやすいものでしょう。その過程を繰り返すことで患者自身が自分で問題解決をする手段を身に着けていきます。自分をいかにしてマネジメントするかが習得できればうつ病の治療は成功と言えるでしょう。